まずはこの動画をご覧ください。
最近のプロ野球選手のほとんどがやっているステップが、このスプリットステップ。
そしてソフトボールの世界でも同様に行われています。
今の40代以上の方々が10代だった頃は、内野手は特に座り込んでいるのか、というほど腰を低くして構えていたと思います。ところが最近、この低い姿勢でボールを待つ選手はほとんどいなくなりました。その代わりに登場したのがこのスプリットステップです。これはテニスをやっている人だと当たり前のようにやる動きだそうです。このステップをすることで初動動作が速くなります。腰を低くして構えていた時よりも最初の一歩が速く出ることが実証されています。
ボールがバットに当たる直前にピョコンと跳ねる動き、中には逆にしずみこむ動きを取る人もいますが、これがスプリットステップです。
要するに人間は微動だにしない姿勢から素早く動き出すことはできません。じっとせず動いていることによって一歩目のスタートが変わるということです。
とはいえ、ただ跳ねるのって案外、慣れないと難しいんです。これは跳ねることが大事なのではなく、はねた後、重心が落ちることが大事なのです。ボールがバットに当たった瞬間、体を右か左、前か後ろかのどこに最初の一歩を踏み出すかを瞬時に判断するのは、体の重心が落ちている時にしかできません。腰を低くして待っている時って、重心が落ちているというより、かかとが浮いていて重心は半分浮いている状態です。重心が落ちて体重をぐっと受け止めていることで、最初の一歩を速く出すことができるのです。
最初はぎこちないジャンプになるかもしれませんが、とにかく意識的にこのステップを取り入れてみてください。ソフトボールはフィールドが狭い分、これをマスターすればあなたの守備力はアップしますよ!