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内転筋と体幹が打撃のきも


 この謎の赤いボールはメディシンボールと言って、サイズは色々ありますが、ミドルサイズを使って練習を行いました。硬さもあるようですが、基本、女性の力で適当な反発力のあるものを選んでください。整形外科の病院だけでなく、スポーツ用具店でも取り扱いがあります。インターネットで「メディシンボールのトレーニング法」と検索をかけると家でできる体幹トレーニングメニューがたくさん出てくると思います。

 それではソフトボールの練習ではどう使うか?ママーズのMちゃんをモデルに説明をしたいと思います。(掲載は本人の許可を得ています)

前回の復習 自分のポイントを目で確認!

 前回のブログで、自分のポイントが投手側の腕とバットが一直線になるところだと書きましたが、素振りでもティーでもトスでも、実戦でも自分のポイントがどこなのかまず確認することを癖にしましょう。写真で見ると、かなり前だということがわかりますよね。

 今回の練習では両足で、それもできるだけ足の付け根の部分でメディシンボールを挟んだ状態で、ポイントの確認を行ってください。この挟んだ感覚を覚えていてください。

 この状態でまず、素振りをしてみましょう。左の写真は振り切ったところの写真です。先ほどのボールの感覚と振り切った後の感覚とではかなりの差があると思います。あまりないのは内転筋が弱い証です。それでは遠くには飛ばせません。

 もう少し大きくした写真を載せますね。

この時に内転筋を使って挟んだボールを押しつぶす意識を持ってください。ボールの反発してくる力、抵抗する力に負けずに押しつぶそうとしてください。内転筋をかなり使わないとボールが落ちなくともずれてしまいます。ずれないよう、しっかり内転筋を使ってボールを押しつぶすと、このように体重が後ろ足、捕手側の足にかかります。理想は親指だけにかかるのが良いとされています。ボールを呼び込んで打つイメージです。打ちに行けば前足に体重がかかります。簡単な言い方をすれば、前足の膝が伸び、後ろ足の膝が折れる形がフィニッシュです。

 メディシンボールを挟んで素振りを行い、内転筋を絞るイメージを頭にインプットが出来たら次に、トスバッティングです。この状態でトスを行うと、慣れないうちは挟んだボールが落ちたりずれたりします。また、ボールを挟んでないときと比べて、きちんと投げ手にワンバウンドでボールを返せません。それは体幹の問題です。内転筋を使えても、体幹ができていないとぐらつきます。ぐらつくことで、通常のトスができなくなります。この練習を行えば、体幹を使ったバッティング、内転筋を強化することで得られる長打力の両方が体得できます。

 ぜひ、みなさんのチームでもメディシンボールを使った練習を行ってみてください。

 応用編として、これは体幹に相当な自信のある方にしかお勧めできませんが、このバランスディスクに乗って素振りを行うことができれば完璧です。メディシンボールを挟んだ状態でバランスディスクに乗って素振りを10回できる日を夢見て、頑張りましょう!


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